栄光愛児園の保育士として働くなかで変わっていったこと|保育士T.A.さん

神奈川県足柄上郡大井町にある栄光愛児園は、プラス教育的な考えで水泳、絵画、音楽など、一人ひとりの発達に応じて子どものやる気、満足感、達成感を培うよう保育の研究をしています。
A先生子どもって、こんなにも力があるんだ。もっと信じていいんだなって思いました。
穏やかな口調でそう語ってくれたのは、A先生。明るくあたたかな人柄の中に、しっかりとした保育観がにじみ出ていました。
T.A.先生
担当クラス:すみれ組(5歳児)担任
入職年:2017年
保育士として感じた子どもの成長|お遊戯会で実感した「もっと信じて大丈夫」
ある年のお遊戯会の本番前、体調を崩してしまったことがありました。
「あと一週間、ここからが仕上げというときに……。すごく心配でした。」
ラストスパートをそばで見守れないもどかしさを感じながらも、
あとは他の先生に託すしかありませんでした。
なんとか本番当日は回復し、子どもたちの姿を見守ることができました。
ドキドキしながら見ていると、
1週間前まではぎこちなかった子どもたちが、
本番ではしっかりと舞台に立っていて……本当に感動しました。
『もっと信じて大丈夫』って、子どもたちに教えてもらったような気がしました。


子どもと一緒に、私も変化してきた気がします
保育の仕事を続けていく中で、少しずつ、自分の関わり方も変わってきたように感じます。
昔は、「こうしてほしい」という気持ちが先に立って、つい一方的に伝えてしまうこともありました。
でも今は、子どもと一緒に考えてみたり、「どうしたい?」って聞いてみたり。
そんな関わり方が自然とできるようになってきました。
最初は苦手だと思っていたことも、「失敗してもいいからやってみようかな」と思えるようになりました。
経験を重ねてきたからこそ、そう思える余裕も出てきたのかもしれません。
保育士としての後輩指導で大切にしていること
年数を重ねる中で、少しずつ後輩に声をかける機会も増えてきました。
何かを伝えるときは、内容をできるだけ明確に、わかりやすく伝えるように心がけています。
「ここをこうしてほしい」ということをはっきり伝えたうえで、「ありがとう」「できてたよ」といったフォローの言葉も忘れずに。
伝えっぱなしではなく、最後まで関わることを意識しています。
不安な気持ちのままでは、次に進むのが難しいから。
自分自身も、そうしてもらえると安心できた経験があります。
感情的にならず、落ち着いて言葉を選ぶこと。
その上で、日々の小さな変化にも気づいて、「大丈夫かな?」と声をかけること。
それが、これからを一緒につくっていく仲間への、サポートになればいいなと思っています。
園の研修で学んだことを、保育に活かす
研修も充実していて、学べる機会がたくさんあるのはありがたいなと感じています。
キャリアアップ研修などで得た知識やスキルは、日々の保育にすぐに活かせるものが多くて、学んだことを現場で試してみたり、ほかの先生と共有したりすることもあります。
自分のためだけじゃなくて、園全体にとってプラスになるように動けたらいいなと思っています。
正規・5歳児担当・遅番場合(例)
その日の内容によって、制作をしたり自由遊びを楽しんだりしています。天気が良い日は戸外活動にも出かけます。活動はクラスごとに異なります。
給食が終わったら、パジャマに着替えてお昼寝の時間に備えます。
休憩は、お昼寝の時間に他の先生と交代で取っています。遅番の日は、1時間の休憩があります。
帰りの会はひまわり組(4歳児)と合同で行い、その後はクラスをまとめながら夕方の時間を過ごします。
遅番の日には、園に残る子どもたちとクラスを超えて関わり、少人数ならではの、ゆったりとした時間が流れます。
子どもたちを全員見送った後、各部屋の戸締まりをして勤務終了となります。
まずは職場見学に来ませんか?
「自分に合った職場かな?どんな保育をしているのかな?」と迷っているあなたへ──
まずはお気軽に園を見に来ませんか?質問だけのご参加も大歓迎です。
実際の保育風景をご覧いただきながら、不安や疑問を何でもお聞かせください。
あなたのお越しを心よりお待ちしています!
取材協力:ハルデザイン

